前歯を強打してグラグラし、初めて歯医者さんにかかった当時2歳の娘。
前歯の経過観察で通ってる時に虫歯が発覚しました。参照⇒【子供の怪我】転んで前歯をぶつけてグラグラに!歯が茶色くなった2歳娘のその後。
現在4歳の娘が、将来のなりたい職業は「歯医者さん」
虫歯発覚の経緯
上記リンクにも貼りましたが、娘は前歯の経過観察で歯医者さんに通うようなりました。
3回目の経過観察に行くと、担当歯科医は前歯には一切触れずに
「これ虫歯になりかけてるよ」と奥歯を見ては言いました。
(先生、完全に前歯のこと忘れてます・・・でも前歯はあとで聞けばいいや)
奥歯の凹みが少しクリーム色になっているのは知っていましたが、娘は奥歯に限らず歯が生えて来た時からマダラでした。
私「歯科検診でも指摘されてないし、生えて来た時からこのような色でマダラなんです・・・」
先生「でもお母さん!ジュースやお菓子を与えてるでしょう!親が勝手に砂糖の入ったものを与えてるのに、虫歯になったからって、また親の勝手で歯医者に連れて来て治療させるってことがまず間違ってる!!全ては親の責任なんだよ!じいじ、ばあばだって子供にお菓子を与えたがるけど、そんなの大人の勝手なんだよ!」
私「は、はい・・・」
(今日は前歯の経過観察に来たのに、前歯のことは触れずにいきなり何だよ!私だって、真剣に、厳しいぐらいに子育てしてるわ!!お菓子の要求があってギャーギャー要求して来ても、子供のことを考えて、おやつをおにぎりにしたり工夫してるわ!!子供が二人いて、その大変のなかでも子供にとっていいように!を考えながら育児してんだよ!!なんでそんなに言われなきゃいけないんだよ!虫歯になりかかっているというところだけを切り取って、叱るな!!!)
って、
泣きそうになりましたわ。
毎日、試行錯誤しながら育児を頑張っているのを全部否定されたように感じて
すごく悔しかった。
すると、私の変化に気づいた?言いすぎたとでも思ったか?
先生「でも、エナメル質形成不全かもしれないから、お菓子をあげないようにしていけばこれ以上は進行しないから、様子、見ていきましょうと。」 ⇒参照:子供の歯の一部が黄色い!白い!それってエナメル質形成不全かも!気をつける4つのポイント
私「はい(小声、なんなら声も震え気味)」←(虫歯と言われたショックと、育児を否定されたようなショックで涙目)
(心の声)だから言ってんじゃん、もともと歯がマダラだったんだから、歯の質がもともと弱いんだってば!!!!!!!!!!!!
とか言い返す力もないほど、ダメージ受けました・・・
私「で・・・先生・・・もともとは前歯をぶつけたことで通っていたのですが、前歯はどうでしょうか・・・」←まだ涙目。
(歯科医、カルテを見ている。完全に忘れてたろ!)
先生「あー!前歯はもう平気でしょう。奥歯の経過観察でまた2週間後に来て」と。
(完全に前歯忘れてたじゃねーか!)
「はあ・・・」と、両肩を落として、家に帰りました・・・
親の責任
先生の熱い気持ちはありがたいです。そして虫歯は親の責任だ!もわかりますよ・・・
でも、虫歯ってことだけを切り取って、親を責めるのはよくないと思いました。
だって、エナメル質形成不全で、もともと歯の色がまだらで虫歯になりやすい子だっているんです。小児も扱っている歯医者だったら、そういうことも踏まえた上での言い回しができるはず。
現に、それで自分が一生懸命している育児を否定されたように感じ、
ショックを受けまくった、私がここにいます。
お菓子を全くあげない育児に反対ではないです。
でも親の覚悟が必要になります。
虫歯にならないことは極力防げるかもしれません。
でもね、そのことで育児が大変になって子供に当たるようなことがあったり、ママが余計にイライラしてしまったら元も子もない。
しかもその子が、一生お菓子を知らないってことはあり得ません。
幼稚園でお菓子を知った。お友達の家でお菓子を知った。そこで爆発して、お友達の家でガメつくガッツクようなことになっても、どうなのでしょうか。
幼稚園や保育園、お友達のお家に行った時に「うちの子だけおやつを、あげないでください。変えてください」なんてできないでしょう。
バランスも必要でしょう?
私は、全く甘いものをあげない!ってことはできないけど、ジュースは特別な時にして、普段は水やお茶にして来ましたよ。(⇒参照赤ちゃんのミルクの為だけじゃない!ウォーターサーバーを妊娠中から導入した我が家の感想。 )
なのに、「虫歯がある」「ジュース、お菓子をあげている」というところだけを切り取って、責めるのはどうでしょう。
ただ、私がしてきた育児の結果で、虫歯になりかかっているということなので、だったら私が責任とって娘の治療がスムーズに行くようにしようと思い、家で治療を受ける際には暴れないように、言い聞かせトレーニングしました。(もはや意地だよね)
だから、暴れることもなく治療ベットに寝たし、じっと大きな口を開けれました。(←フン!鼻息荒め)
その後、その歯医者には数ヶ月間経過観察で通い、奥歯の初期虫歯の進行は見られなかったので、削る等の治療はせず、虫歯進行止めだけ塗って、引越しのタイミングで行くのをやめました。
現在は通っている歯医者さんは、小児専門の歯科医でとってもいい歯医者です。
いい歯医者の基準は人それぞれ違うでしょうが、私と娘にとって最高のかかりつけ歯科医です。
なぜなら娘の将来の夢が「歯医者さん」になったことからもわかるように、患者にしっかりと寄り添った上で最善の治療をしてくれています。
患者と医者に間で意識や目的の差がないように、しっかりと説明をし最善の治療をしてくれます。
最後に
娘が2歳に初めて歯医者にかかり、3軒の歯医者を受診しました。3軒めでようやく任せられる。と思うかかりつけ医に出会うことができました。
もちろん技術や治療の腕も重要です。
しかしそれだけでいいのでしょうか。
様々なものが機械や人工知能によって置き換えることが可能になってきています。
人間にしかできない、心の寄り添いやいたわる気持ち、共感をして心を慰めてあげることってあります。
人工知能や効率化が進む中、しっかり患者に寄り添える医療(病院)こそ、この先も人々には選ばれるのではないでしょうか。
あの時、あの場所で「私だって・・・子供のことを一生懸命、考えながら毎日頑張っています。もしお菓子を一切あげないで、そのことによって逆にストレスになり、子供にも当たるようなことがあったらどうします?もっと育児に翻弄されるママに寄り添える言い方ができる小児歯科医になってください!!」って言えてたら・・・
なんて今更思ってもしかたないけど、