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派遣って何?どんな働き方?
企業から直接雇用をされている会社員、パート、アルバイトとは違う派遣社員。結婚や出産、子供が大きくなり生活の変化に伴い働き方を変えていきたい!そんな20代〜40代の女性で、ワーキングマザーや専業主婦は「派遣社員」という選択肢も入れてみましょう。
派遣って子育て中の女性や、子供に手がかからなくなって社会復帰を考える専業主婦にオススメなんですね。
就業を支援する制度があったり、大手企業からのお仕事求人だってあります。またゆくゆくは直接雇用で正社員になる人もたくさんいます。
私も今まで派遣ってよくわからなかったんですが、自身の生活が変わる時に働き方について悩んでいた時に派遣という働き方について調べてみました。
派遣社員と会社員の違いって何?

会社員、契約社員、パート、アルバイト、は企業に直接雇用されていますが、派遣社員は登録している人材派遣会社の社員。という形です。
そこから人材派遣会社と契約のある企業に派遣されて一定の期間就業に行くのです。
就業先の企業で他の社員方と変わらずにお仕事をするのですが、所属先が派遣会社の社員ということなんですね。仕事の指示は就業先企業から受けるのですが、給与は派遣会社から受け取り、福利厚生も派遣会社のが適用されます。
また派遣の場合、仕事を紹介されて実際に仕事する企業が決まると、その時点で派遣会社との雇用契約が成立します。派遣会社に登録しただけでは雇用関係は成立しないのです。
「大手企業求人が多い」「オフィスワークが多い」「サービス業に特化」「時短仕事が豊富」「紹介案件数が多い」など派遣会社はそれぞれ強みを持っているから自分にあった派遣会社を選びましょう。
派遣の働く期間には決まりがある
正社員
正社員で働く場合は、定年まで特別な理由がない限り、または退職をしない限りは定年まで働くことができます。それが正社員という雇用形態です。
派遣社員
派遣先企業で働く場合は、2015年に施行された決まりによると、派遣は同じ会社の同じ課やグループにて就業できる期間は最長で3年となりました。
細かい規則や例外もあるので登録した際に派遣会社の担当の方に聞いてみるといいでしょう。
派遣の給料や時給は?福利厚生はどうなってるの?
一般的に派遣社員の時給はアルバイトやパートに比べると高めです。下記を見るとその差がわかります。
派遣の平均時給(2018年11月時点)
関東の平均時給 1,731円
東海の平均時給 1,534円
関西の平均時給 1,468円
アルバイト・パートの平均時給(2018年11月時点)
三大都市圏(首都圏・東海・関西)平均時給 1,095円
となっています。
2018年の実際のデータからも派遣社員の時給はアルバイトやパート時給よりも高いです。また正社員と比較しても、月給正社員の給料を時給換算にすると、派遣社員の方が時給を多くもらっていることもよくあるでしょう。
ただ一方で、派遣社員の場合は交通費が別途出ないことが多いのです。
時給が高いからといってすぐに飛びつかずに、表示されている時給が交通費込みなのか、交通費別途支給なのかちゃんと確認しましょうね。
また派遣の給与は就業先の企業が支払うのではなく、派遣会社から支払われます。
福利厚生についても就業先の企業のものではなく、派遣会社の福利厚生が利用できます。社会保険や有給も派遣会社からとなります。
派遣会社によって変わってくるので事前に確認をしておくといいでしょう。ただ大手の場合は正社員並みに福利厚生が充実している派遣会社もあるので、その辺はあまり心配いらないでしょう。

派遣のメリットデメリット

派遣のいいとこは、いろんな仕事、複数の企業から自分にあった仕事が選べることなんです。
仕事内容や勤務先企業、職種、勤務時間と勤務期間など、いろんな条件で今の自分のライフスタイルにあった働き方の選択ができます。選択肢が多いことがメリットでしょう。
事務仕事以外にも、販売、アパレル、コールセンター、IT、WEB、医療、介護、保育関係、物流など様々な業種の求人が連載されている派遣会社が多いので、自分にぴったりのお仕事が探せますよ。
また、就きたい業種が決まっている場合は専門の特化した派遣会社もあるので自分の強みを生かして、その道を極めることもできます。
派遣社員で働くことは多様化したこの時代の女性にあった働き方ですが、一方で正社員と比べるとデメリットと取れる点もあるのも事実です。
派遣のいいところ
- 様々な企業で仕事をすることができるので、視野や仕事の幅が広がりスキルアップができる。飽きやすい人にも最適
- 結婚、出産を機に生活スタイルの変化に合わせて仕事内容や勤務時間や勤務場所を選ぶことが可能
- 会社都合での勤務場所、仕事場所の異動がない
- 自分である程度コントロールできるから家庭と仕事(子育て)との両立ができる
- 割り切って働くことができる
- 会社での不満や困った点を派遣会社の担当者に相談できる
- 時給が高め
派遣のデメリット
- 自分の好みの仕事が常にあるわけではない
- ボーナスがないこともある
- 仕事と仕事の間に期間が空くこともある
- 正社員と一緒に働くので仕事内容の差などで格差を感じモチベーションが下がることもある
派遣から直雇用の正社員になるには
今は子供にも手がかかるし、働き方を制限していいてもゆくゆく子供が大きくなって手がかからなくなった時に正社員で働きたい!という女性もいるでしょう。
また、いきなり正社員で就職する前にその企業のこと、仕事内容、雰囲気や人間関係を事前に知りたい。
そんな時に、利用できるオススメの派遣の働き方制度があるんです。
紹介予定派遣というものがある
正社員や契約社員として就業することを初めから予定しているけれども、初めの一定期間は派遣社員として働くのが、「紹介予定派遣」です。
派遣社員としての一定期間の契約が終了後、企業と自身の合意が得られたら正社員として直接契約となります。
いきなり正社員で就職する前に、企業とのお見合い期間があるという感じです。
自身で正社員で転職を成功させたとしても、実際に働き出したら仕事内容も環境も思ったものと違った。ということはよくあります。
正社員で転職したい、いづれは正社員として働きたい場合でもまずは、事前にその企業の仕事内容や人間関係を知るために紹介予定派遣を利用すれば、『やっぱこの会社合わない』と、退職に至るようなことを防げるので、とてもいい制度でしょう。
一定期間派遣社員として働くことであらかじめその企業のことがわかるので、就職活動の期間や労力、無駄を省くことができますね。
未経験で子持ち、時短希望の私がサービス業から事務職に転職!成功させた3人の方法。
大手の派遣会社が人気?選ぶ時のポイント
①自分の希望に合う職種の求人が充実しているか
様々な業界に特化した派遣会社があるので、自分の就きたい職業がある派遣会社を選びましょう。
名前を聞いたことある大手派遣会社の場合、事務職からサービス業、IT業界、様々な職種を揃えているので案件登録件数が多いと自分にあったしごを見つけやすいかもしれません。
また、希望業種が決まっている場合は、専門職特化の派遣会社に登録するといいでしょう。今は、事務、美容業界、アパレル業界、飲食業界、医療、保育、IT、工場、など業界特化型の派遣会社もあるのでチェックしてみてください。
②研修制度やサポートが充実しているか
就業後も派遣会社担当のサポートがあるかどうか、気軽に相談できるかなども重要となってくるでしょう。また、未経験でもチャレンジしたい業界の場合、キャリア支援制度があるかどうかも重要ですね。
スキルアップ支援を図るために大手の派遣会社のほとんどが、研修や資格取得支援も行っています。私みたいに、事務職未経験の場合でもトレーニング制度もあるので安心です。
③福利厚生は充実しているか
最初にも言いましたが、派遣社員場合お給料も派遣会社から支給されます。有給や産休育休、福利厚生も派遣会社のものを利用します。
なので派遣会社によっても福利厚生の内容は変わります。事前に確認をしておきましょう。大手派遣会社の場合、今は一般企業の正社員と変わらない程、福利厚生が充実しています。
特に、テンプスタッフやリクルートスタッフィングは子育て中ママの支援に力を入れているので、子育て中でも安心して働ける制度や、ベビーシッター利用助成制度、一度仕事を離れた主婦の方の再就職支援サポートも充実しているんです。
④大手であり経営が安定しているか
派遣社員は登録派遣会社から給料が支払われます。そのため、派遣会社の基盤がしっかりしていることは重要です。
女性に派遣という働き方はオススメである
女性は結婚、妊娠、出産、子育て、介護、生活の変化を男性よりも受けます。
女性活躍や、女性推進社会とも追われているけど、実際にはまだまだライフスタイルの変化によって女性の方が我慢しているし、生活を変化させなくてはいけないのも女性の方。
そんな時に、仕事に自分を合わせるのでなく、自分の生活にあった働き方を選べるのが派遣社員という働き方です。
子供の成長や家庭との両立を図りたい、自分の生活にあった働き方ができる派遣社員こそ、ママや専業主婦の方にはぴったりだと思います。